道教の神々のヒエラルキー
【神號】
十八代玉皇大天尊玄靈高上帝關聖帝君
(じゅうはちだいぎょくこうだいてんそんげんれいこうじょうていかんせいていくん)
三國志の英雄にして天の神格化である道教の実質的最高神
十八代玉皇大天尊玄靈高上帝像
この2枚の写真は
台南にある小北拱福宮に祀られる南天文衡聖帝像
青龍偃月刀を持つ姿は魔除けの武神の”伏魔大帝”または
觀世音菩薩を護法する”伽藍菩薩”が多い。
【逸話】
十八代玉皇大天尊玄靈高上帝關聖帝君とは三國志の蜀の國の英傑關羽将軍の神格化である。義侠心に富み、その忠節を讚えられた關羽将軍は仁義礼智信の五徳
- 華陽釈曹之仁(赤壁の戦いで敗れて華陽へ逃げる曹操を捕えたが、逃せば軍法により自らの死罪も免れない中、命乞いする曹操に情けをかけ逃がした慈しみの心)
- 千里尋兄之義(劉備の元へ馳せ参じるため后を護衛しながら千里を駆けた忠義の心)
- 秉燭達旦之禮(曹操の捕虜になる際に三つの条件を提示する。
-
- 曹操に降伏するのではなく漢朝に降伏するのだということ。
-
- 甘夫人の身の安全を約束すること。
-
- 劉備の消息が分かり次第、劉備の元へ馳せ参じるということ。
- そして三つの条件を曹操に承諾された關羽将軍は毎晩、寒い中、甘夫人の寝室の外で毎晩蝋燭を持ち見張りを続け尽くした禮節)
- 水淹七軍之智(樊城の戦いにおいて川の水を氾濫させて魏軍の精鋭七軍(八万七千五百人の敵軍)を全滅させた叡智)
- 單刀赴會之信(呉軍の魯粛との談合のため益陽に護身用の剣一振りだけを持ち単騎で敵軍に乗り込み敵すら偽りなく信頼した心)
- 刮骨療傷之勇(麻酔もなく肉を裂き骨を刮る毒矢の治療を躊躇せず受けた勇ましさ)
などを貫き通した生涯だったが、死後、玉泉山で彷徨っていたところ僧侶が諭したところ、ようやく關羽将軍は悟りを得て成仏したという。以来玉泉山に神としてに祀られた。 現在は道教の最高神である玉皇大帝(太極聖皇 玄靈高上帝)の位に就かれており玉帝、天公、關皇とも呼ばれ紫微垣の裏の火の正氣を象徴し三十六天、三千世界、七十二地、仙界、神界、佛界、日月星辰、 億萬生霊、天地万物を統御する宇宙最高神であり諸神を統率し五常八徳、文武雙全(文武両道の意)を司る。 正統道蔵によれば「雷部斬邪使興風撥雲上將馘魔大將䕶國都統軍平章政事崇寧眞君關元帥諱羽 字雲長」や「酆都大威德大忿怒統天禦地殺鬼馘魔大將關羽」などの神号に封ぜられたといわれている。 1863年頃、「南天文衡聖帝」(南方を統御し火、朱雀、九などを象徴する)の職に就かれていた際に神仙界の総選挙で三教聖人の推薦により十八代玉皇大帝(關聖玉皇 玉皇大天尊玄靈高上帝)の位に昇格される。
- 【鸞門】(道教の一つの流派 一貫道)では「玉皇大天尊」「玄靈高上帝」などの尊号が贈られている。
- 【儒門】では「五文昌」(關聖帝君、文昌帝君、孚佑帝君、魁斗星君、朱衣星君)の一角に数えられる。
- 【白教】(噶舉派(藏文:བཀའ་བརྒྱུད་,藏語拼音:Kagyu 或 Kagyupa,威利:bka’-brgyud))では「噶瑪漢神」に封ぜられている。
- 【佛教】では「伽藍菩薩」と呼ばれ如来や菩薩を護法する菩薩に封ぜられている。
- 【密教】では「馬頭観音」の眷属の「紅面獄主」又は「紅司命主」に封ぜられている。
- 【道教】では「蕩魔真君」「伏魔大帝」などの除災、伏魔の武神に封ぜられており 清代の順治皇帝からは「忠義神武靈裕仁勇威顯護國保民精誠綏靖翊贊宣徳關聖大帝」の神号が贈られている。
- 【民間】では「恩主公」「武財神」と呼ばれている。 別名「關夫子」「關帝」「關帝爺」「武聖帝君」「武聖人」「武聖君」「山西夫子」「帝君爺」「協天大帝」「關羽」 「關壯繆」「文衡聖帝」「翊漢天尊」「護法爺」「伽藍爺」「三界伏魔大帝」「武安尊王」「恩主公」「關恩主」 「蓋天古佛」「崇護真君」「五天聖帝」「崇富兵君」など 天の神格化とされ、全知全能を司る。 聖誕祭は農暦(旧暦)の1月9日である。
- 【歴代玉皇】
第一任玉皇大天尊 – 玄玄高上帝 黄老君(コウロウクン)
任期十甲子、紀元前3734-3134(混沌期)
- 第二任玉皇大天尊 – 玄元高上帝 紫微帝君(シビテイクン)
任期七甲子、紀元前3133-2713(混沌期)
- 第三任玉皇大天尊 – 玄明高上帝 大寰教化聖主(ダイゲンキョウカセイシュ)
任期五甲子、紀元前2712-2412(帝嚳)
- 第四任玉皇大天尊 – 玄微高上帝 鴻鈞老祖(コウキンロウソ)
任期四甲子、紀元前2411-2171(夏朝太康)
- 第五任玉皇大天尊 – 玄寰高上帝 星化帝君(セイカテイクン)
任期七甲子、紀元前2170-1750(夏ー商)
- 第六任玉皇大天尊 – 玄中高上帝 炁原天尊(キゲンテンソン)
任期三甲子、紀元前1749-1569(商太戊)
- 第七任玉皇大天尊 – 玄理高上帝 光華聖主(コウカセイシュ)
任期三甲子、紀元前1568-1388(殷商盤庚)
- 第八任玉皇大天尊 – 玄天高上帝 大羅祖師(ダイラソシ)
任期二甲子、紀元前1387-1267(殷武丁)
- 第九任玉皇大天尊 – 玄運高上帝 精一天師(セイイツテンシ)
任期二甲子、紀元前1266-1146(殷商紂)
- 第十任玉皇大天尊 – 玄化高上帝 延衍祖師(エンエンソシ)
任期六甲子、紀元前1145-785(周宜王)
- 第十一任玉皇大天尊 – 玄陰高上帝 北華帝君(ホッカテイクン)
任期三甲子、紀元前784-604(周定王)
- 第十二任玉皇大天尊 – 玄陽高上帝 廣度眞王(コウドシンオウ)
任期七甲子、紀元前603-183(漢)
- 第十三任玉皇大天尊 – 玄正高上帝 度化天尊(ドカテンソン)
任期八甲子、紀元前182年-298年(晋恵帝)
- 第十四任玉皇大天尊 – 玄炁高上帝 伏魔世祖(フクマセソ)
任期八甲子、299-779年(唐代宗)
- 第十五任玉皇大天尊 – 玄震高上帝 興儒天尊(コウジュテンソン)
任期四甲子、780-1020年(宋眞宗)
- 第十六任玉皇大天尊 – 玄蒼高上帝 救世天王(グゼテンオウ)
任期九甲子、1021-1561年(明世宗)
- 第十七任玉皇大天尊 – 玄穹高上帝 妙樂國王(ミョウラクコクオウ)
任期五甲子、1562-1862年(清同治)
- 第十八任玉皇大天尊 – 玄靈高上帝 關聖帝君(カンセイテイクン)
任期中 1863年-現在まで連任中
- 『道門寶典玉皇大天尊玄靈高上帝大解冤經』桃園縣八徳市新興路162號 電話(03)363-1478
- 『關聖帝君應験桃園明聖經』発行所 瑞成書局 台中市東区天乙街107號 電話(04)2280-8033
- 『玉皇普度聖經』扶鸞著作 元始天尊降筆扶鸞於 南天直轄鸞堂臺中聖賢堂 発行者 財団法人臺灣省臺中聖賢堂 聖賢雑誌社 臺中市北区邱暦南巷61號之1 電話(04)2232-3764
- 『玉皇大天尊玄靈高上帝、玄穹高上帝 關聖帝君寶經合册』三頁~九頁 香林藝苑 高雄市三民区清明街33號 電話(07)3221-1588
【玄靈高上帝・南天文衡聖帝・關聖帝君が祀られる道教寺廟】
・祀典武廟
住所:台南市中西區永福路二段229號
電話:886+952-127879
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
http://www.guchi.com.tw
・行天宮
住所:台北市中山區民權東路二段109號
電話:(02)25027974
https://www.ht.org.tw
・太上混元道府
住所 : 新北市新店區中興路一段70號1樓
電話:02-29170642
http://www.201099.tw/about-us.html
太上混元道府に祀られる玄靈高上帝像
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
無極天元宮に祀られる南天玄靈高上帝像
・玄靈高上帝爺廟
住所:桃園縣八德市大福街129之1號
電話:03-366-6395
http://slg.mynet.com.tw/aboutus.php
玄靈高上帝爺廟に祀られる玄靈高上帝像(關聖帝君)
【靈験】
・十八代玉帝
萬天統御(すべての天を統御する)
上司三十六天星辰雲漢(三十六の天星を掌握する)
下轄七十二地冥壘幽酆(七十二の地獄界、冥界、幽界、酆都界まで管轄する)
賞善罰悪(善人には賞を与え悪人を罰する)
富貴吉祥(富と名誉を得て繁栄する)
文武雙全(文武両道)
・南天文衡聖帝
文武雙全(文武両道)
功名成果(立身出世)
南方朱雀七宿統御(南方位の朱雀七宿を統御する)
・三界伏魔大帝
伏魔(一切の魔を伏せる)
鎮宅光明(家を災禍から護る)
消災改運(災禍を祓い運を開く)
萬事如意(すべてが思い通りになる)
趨吉避凶(凶を避けて吉に趨く)
護身、護衛
【咒文】
「謹請十八代玉皇尊、太上神威、英文雄武
(きんせいじゅうはちだいぎょくこうそん、たいじょうしんい、えいぶんゆうぶ)
精忠大義、高節清廉、協運皇圖、徳崇演正
(せいちゅうたいぎ、こうせつせいれん、きゅううんこうず、とくすうえんせい)
掌儒道釋教之權、管天地人才之柄、上司三十六天星辰雲漢
(しょうじゅどうしゃくきょうしけん、かんてんちじんさいしへい、じょうしさんじゅうろくてんせいしんうんかん
下轄七十二地冥壘幽酆、秉柱人生功徳、延壽丹書
(かかつななじゅうにちめいるいゆうほう、へいちゅうじんせいくどく、えんじゅたんしょ)
執定生死罪過、奪命黒籍、考察諸聖諸神、監制群仙群職
(しつていせいしざいか、だつめいこくせき、こうさつしょせいしょしん、かんせいぐんせんぐんしょく)
徳圓妙果、無量度人、忠孝祖師、伏魔大帝、普度皇靈
(とくえんみょうか、むりょうどじん、ちゅうこうそし、ふくまたいてい、ふどこうれい)
靈佑威顕、神武帝君、中天至聖仁義古佛萬靈萬聖至上至尊
(れいゆういけん、しんぶていくん、ちゅうてんしせいじんぎこぶつばんれいばんせいしじょうしそん)
玉皇大天尊玄靈高上帝 關聖玉皇鑾駕降臨。
(ぎょくこうだいてんそんげんれいこうじょうてい、かんせいぎょくこうらんかこうりん)」
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【神號】盤古
(ばんこ)
天地開闢の宇宙創造神
新竹の五指山盤古廟の盤古像
【逸話】
中國では天地開闢創生神話において最初に盤古という神が登場し、まだ宇宙が未開で混沌として鶏卵のような状態の時に誕生したといい、盤古より、萬物萬象(無極から太極が生まれ、太極から兩儀に分かれ、兩儀から四象(老陰・少陽・少陰・老陽) が生まれ、四象から八卦が生まれたとされている。盤古は天地開闢の神とされ、宇宙がまだ混沌たる状態(無極)で天地陰陽(太極)ができる以前に生まれて、1日に9回姿を変えながら、背丈が9万里もある大巨人に成長した。盤古の成長により頭で天を押し上げ、脚で大地を踏みつけ、そのまま1万8000年もの間、成長し続けたため天地は切り離され天と地は分か れたという。のちに盤古が死ぬと頭は四嶽に、両眼は日月 (太陽と月)に、涙は河に、毛髪は草木に、身体の脂は海に、肉は大地に、息は風に、声は雷になり、喜びが晴れで怒りが雨であるという。また盤古の頭は東嶽泰山であり、 腹は中嶽嵩山であり、左臂(肩から手首まで)が南嶽衡山であり、右臂は北嶽恒山であり、足は西嶽華山であるともいわれる。 盤古は宇宙が混沌とした状態にあって、天地の精を受け て自然に生じ、自らを「元始天王」と號し、太元聖母と氣を通じ東方を司る東王父(東華帝君)と西方を司る西王母 (瑤池金母)を産み、東王父から三皇(天皇・地皇・人皇 )の時代になったとされる。 別名盤古大帝、盤古真人、元始天王などとも呼ばれる。古事記でいうところの「世界の最初に高天原に相次いで生まれたとされる造化三神(アメノミナカヌシ・タカムスビ・カミムスビ)」以前の「天地初めて發(おこ)りし時」に誕生した神ということになります。
【盤古が祀られる道教寺廟】
・新竹縣五指山盤古廟
住所:新竹縣北埔鄉外坪村8鄰
電話:03-5803127
【靈験】
邪靈妖魔退散、護身、鎮宅、破邪など
【咒文】
「拝請盤古大帝王、三天盤古帝王尊、三頭六臂神通顯
(はいせいばんこだいていおう、さんてんばんこていおうそん、さんとうろっぴじんつうけん)
頭載三台踏罡星、手執日月世上行、吾喝猛虎随左右、
(とうさいさんだいとうこうせい、しゅしつにちげつせじょうこう、ごかつもうこずいさゆう)
驅除邪鬼救萬民、開天祖帝鎮乾坤、盤古對地造乾坤、
(くじょじゃききゅうばんみん、かいてんそていちんけんこん、ばんこたいちぞうけんこん)
有人奉祀我香火、盤古流芳蔭兒孫、三十三天大帝王、
(ゆうじんほうしがこうか、ばんこりゅうほういんにそん、さんじゅうさんてんだいていおう)
管領七萬陰陽兵、地帯八卦照四方、變身顯現起聖兵、
(かんりょうななまんいんようへい、ちたいはっけしょうしほう、へんしんけんげんきしょうへい)
手執寶劍鎮妖精、符道對口頭到身、一心奉請盤古帝、
(しゅしつほうけんちんようせい、ふどうたいこうとうとうしん、いっしんほうせいばんこてい)
眞身正神來助法、羅天羅地大神王、置立乾坤有神通、
(しんしんせいしんらいじょほう、らてんらちだいしんおう、ちりつけんこんゆうじんつう)
出入進行満天下、治邪殺鬼救良民、邪魔鬼怪諸神煞、
(しゅつにゅうしんこうまんてんか、ちじゃさっききゅうりょうみん、じゃまきかいしょしんさつ)
見吾盤右不敢留、凶神悪煞急起回、雙手接劍日月照、
(けんごばんゆうふかんりょう、きょうじんあくさつきゅうきかい、そうしゅせつけんにちげつしょう)
腳踏罡星騰雲至、羅山顯現接乾坤、來叫一聲天下知、
(きゃくとうこうせいとううんじ、らざんけんげんせつけんこん、らいきょういっせいてんかしる)
山神土治就來迎、出入威靈管天下、驅邪殺鬼數萬千、
(やまがみどちしゅうらいいん、しゅつにゅういれいかんてんか、くじゃさっきすうばんせん)
法門弟子専拝請、盤古帝王速臨來、神兵火急如律令
(ほうもんでしせんはいしん、ばんこていおうそくこうりん、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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【神號】 無極至尊鴻鈞始祖大天尊
(むきょくしそんこうきんしそだいてんそん)
天地開闢の宇宙創生神の化身
写真は台湾の新店市にある太上混元道府に祀られる鴻鈞老祖像
【逸話】
まだ宇宙未開の萬物が産まれ出る前の陰陽一体の”混元規”さらにそれが変化した”天規則”、”地規”の神格化である宇宙三聖祖(無極混元老 祖・無極旲天老祖・無極鴻鈞老祖)の一角で、無極大羅旲天の紫府玄宮に住 まい、混元聖祖が「萬物の元素である地・水・火・風・水」を象徴し、旲天 聖祖が「天元・老陽・陰陽」を象徴し、鴻鈞老祖が「地元・老陰・両義」を 象徴し互いに天地陰陽の対の関係になっていて時代の変化に応じて無極三元 老祖(旲天老祖・混王老祖・鴻鈞老祖)、無極五黄元老君(元王老祖・旲天 老祖・混王老祖・鴻鈞老祖・無極元母)の一神にも数えられる。 封神演義では鴻鈞道人の名で現れて元始天尊、道徳天尊 (老子)、靈寳天尊 (通天教主)が三つ巴の戦いの際に諌めたとされており、三清道祖(元始天 尊、道徳天尊、靈寳天尊)は鴻鈞老祖の弟子だといわれている。 『無極鴻鈞聖祖玄靈妙法經』という経典によれば、盤古の化身が鴻鈞老祖 であるとされ、鴻鈞老祖とは、無極大羅光殿に住まい天地を開闢し萬物萬象 の始祖とされという神號からは盤古の化身であり玉帝であるということが確認できる。金龍または九龍に跨り、寶玉、如意、八卦扇、日月扇などを持っ た姿で描かれることが多く『玉皇大天尊玄穹高上帝玄靈高上帝關聖帝君寶經』という経典によれば、鴻鈞老祖は紀元前2171年~2411年(夏王朝)の240年 の間、第四代目玉皇大天尊 玄微高上帝であったとされている。別名、玄玄上人、無極古老元始天王、旲天老祖、混元聖祖、第四代玉皇大天尊 玄微高上 帝、無極根元聖祖玄玄鴻鈞上師盤古昊天玉帝などとも呼ばれる。
【鴻鈞老祖が祀られる道教寺廟】
・太上混元道府
住所:新北市新店區中興路一段70號1
電話:02-29170642
https://www.201099.tw/news.html
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
【靈験】
光明を見出す、創造・和議・和睦・和解・調和・萬神勅令
【咒文】
「拝請無極混元祖、混沌開闢天地始祖、號令萬天佛仙神
(はいせいむきょくこんげんそ、こんとんかいびゃくてんちしそ、ごうれいばんてんぶつせんしん)
培育偉大大聖尊、運化天星辰雲漢、育化人物萬靈
(ばいいくいだいだいせいそん、うんかてんせいしんうんかん、いくかじんぶつばんれい)
消瑤三極法界、主導元會収圓、無極至尊鴻鈞始祖道統玄門天尊降臨來、神兵火急如律令
(しょうようさんきょくほうかい、しゅどうげんかいしゅうえん、むきょくしそんこうきんしそどうとうげんもんてんそんこうりんらい、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
【神號】東王父と西王母
【逸話】
東王父と西王母は、盤古が自らを「元始天王」と號し、太元聖母と氣を通じ、天地の精 氣が固まり、東王父と西王母が生まれたとされる。 東方を司る東王父(東華帝君)と西方を司る西王母 (瑤池金母)を産んだとされており、西 王母とはすべての女仙を束ねる絶対車で、普段は崑崙山の頂にある宮殿に住まい大黎、小 黎、青鳥などの猛禽類を従えて女仙を統率しているという。 山海經によると「天厲五残(疾病と五種の刑罰)を司る妖母の姿の鬼神で描かれており、 顔は人間の女の顔に虎などの獣の身体、蓬髪(乱れた髪)に玉勝(寶玉の頭飾)を付けて、 虎の牙を持ち、千里に轟く咆哮でよく唸り、あらゆる生物を脅かし、蛇の尾を振ればたち まち反乱が起きる。西王母には大黎、小黎、青鳥という三羽の猛禽が従えており、王母の 命で獲物を捕らえて食事として捧げる」という、凄まじい怪物である。 不老不死を目指していた前漢(紀元前206年頃)の武帝が、西王母から仙桃を授かり 神仙になる方法を尋ねたが「身を慎んで修行を行れば、地仙にはなれる」といわれ、口伝 書と直伝の護符を授けられたが、戦争と殺戮を繰り返し、酒池肉林の宴会に耽り、口伝書 と直筆の護符も消失してしまい、70歳余で死去したという。時代や伝説によって現れる姿は異なり、30代の絶世の美女の姿か、白髪の老婆の姿か、 半身半獣の姿かで姿を変えて現れるという。『道教全真秘旨』によると、西無無上 宮波儀天宮に住まうとされ、別名、西極金母宏慈大妙元君、無極聖母瑤池大聖西王金母無 上清靈元君統御群仙大天尊、瑤池金母、王母娘娘などとも呼ばれている。すべての女仙を束ねる西王母に対し、東王父は、西の西王母とは常に対の関係で同じく、すべての男仙を束ねる頭領として位置し、昇天した仙人はまず東王父に謁見し、次に 西王母に謁見して指示を受けることになっている。 天地の精氣が固まって碧海のほとりの蒼靈に生まれ、東華至眞の氣であるから東華帝君 と称される。 道教においては五方五老君(東華帝君木公(東王父)、西華帝君金母(西王母)、北華 帝君水精(水精子)、南華帝君赤精(赤精子)、中華帝君黄老(黄帝)のひとつに数えられ、『道教全真秘旨』によると、東極紫府に住まうとされ、別名、東華木公青童道君、木 公、東華帝君、扶桑大とも呼ばれている。
新北市の聖徳宮の王母娘娘
無極天元宮の東王父
【神號】三皇
天、地、人の三才の神格化
【逸話】
三皇とは、天地人三才に由来する抽象的な神で天皇・地皇・人皇と呼ばれるが、『史記』始皇本紀によれば、天皇・地皇・秦皇を、『史記』三皇本紀では、天皇・地皇・ 人皇を、『春秋諱』では、伏羲・神農・女媧を、『白虎通』では、伏羲・神農・祝融を、 『礼諱』では、燧人(火と食の発明者)・伏羲・神農を、『通鑑外記』では、伏羲・神農・ 共工を、『尚書』では、伏羲・神農・黄帝をあげ、時代と書物によって異なる。 道教では天皇・地皇・人皇を指すことが多い。三才圖會によれば、天皇氏は、姓は望、 名を获といい、崑崙山から興ったとされており、天地がはじめて成立した際、12人の兄 弟が崑崙山で順に王位に就き、在位は各々18,000年だとされる。伝説では天皇氏が地皇 氏の父で人皇氏の祖父だといわれている。 地皇氏は、姓は岳、名を鉴といい、熊耳山や龍門山などの山岳地域から興ったとされて おり、天皇氏に続いて地皇氏の11人兄弟が王位に就き、その在位は各々18,000年だと される。 人皇氏は、姓は愷、名を胡洮といい、地皇氏に続いて人皇氏の9人兄弟が王位に就き、 各兄弟とも、よく神に通じたため、その法力はとても強力で、その当時は天変地異が多く、大地は裂けて、山は崩れ、海や川は氾濫し、被害が甚大であったため、法力によって天災 地変を鎮めて、大地を九つの区分し、人々に住居を与え、救ったという。 人皇氏の在位は計45,600年だとされる。
三皇氏
【神號】五帝
中国歴史上の聖人君子
○●五帝(黃帝、顓頊、帝嚳、帝堯、帝舜)
【逸話】
五帝とは、中國最初の王朝・夏以前にさかのぼる神話時代の帝王のことで、主に黄帝・顓頊・帝嚳・帝堯・帝舜のことを指す。 伝説によれば、黄帝は紀元前2510年から2448年に実在し、中國全土を最初に統一した開国の祖神といわれた帝でそれまで蚩尤の妖術によって撹乱され、九戦九敗だったのだ が、西王母が遣わす九天玄女より、道術(堪輿、奇門、符咒、兵法)を授かって、見事に蚩尤を討ち破り、中國全土を初めて統一することになり、晩年は臣下と共に黄色い龍に乗っ て昇仙したという。現在では、黄帝軒轅の名で、医学・兵法・地理・巫術・符咒の神佛と して祀られている。
台南の台灣黄帝廟の黄帝軒轅像
五帝
・顓頊(せんぎょく)は、紀元前2437年から2514年にかけて実在し、暦法などを創始 し、黄帝の跡を継いで帝位に就き、祭祀をよく執り行ったが、当時の中國は天と地は梯子 結ばれており、神と人が自由に行き来することができた。そのため悪神が善神になりすま し、人々の心の魔に巣食うことを恐れ、曽孫の重と黎に命じて天地を分けて引き離し、梯 子を除いたという。重に神佛に対する祭祀を、黎に民事を管掌させたという。暦法を創始 したとされる。
・帝嚳(ていこく)は、紀元前2345年から2480年にかけて実在し、黄帝の曽孫で、顓 頊の跡を継ぎ仁愛を以って國を治め、徳は山のように高く生活は質素であったといいま す。公正明大で真心を以って民に接し、自然の法則には背かず、天地を敬い、神靈を祀り、 常に民の幸福を祈願していました。
・帝堯(ていぎょう)は、紀元前2258年から2358年にかけて実在し、帝嚳を父に持 ち、十三歳で陶(山東省荷沢平陽)に封じられて、十五歳で兄の帝摯の補佐をし、唐地(山 西省太原)に改封され、陶唐氏と號しました。二十歳で堯は兄に変わって天子(帝)にな り、平陽を都に定めました。堯が即位して七十年後に舜を得て、その二十年後に老いた堯は舜に帝位を譲り、その二十八年後に死去しました。堯は羲和に命じて日月星辰(太陽・太陰・星宿など)、の運行による暦を制定させ、四 つの季節で一年と成し、百姓に農業の時期を知らせるとともに、春分・夏至・秋分・冬至 を測定し、酒や囲碁も発明したといわれております。帝舜(ていしゅん)は、紀元前2277年から紀元前2178年の間に実在した、帝王で、 姓は姚で氏は嬀、名を重華といい、中國部落連盟の首領で虞國を建国し、帝舜は黄帝の孫 の顓頊から六世の子孫にあたります。しかし顓頊の子で舜の五世代先祖の窮蝉からは平民 となっており、小さい頃から父親の瞽叟の後妻とその子供から迫害を受け苦しみましたが、父母を敬い母違いの弟を実の弟として接しました。民衆をこのような舜をみて褒め称えた といいます。 大きくなって舜の徳の高さはさらに広まり、民衆の間で人気となりました。舜が歴山で田 畑を耕していると、人々は田畑の境界線で争わず互いに譲り合いをしました。 民衆は皆、舜の近くに住みたいと思い、一年で集落ができて、二年で村となり、三年で都 にまでなったといいます。舜が堯に仕官した際に、それをよく思わない人物がいました。父親の瞽叟と腹違いの弟 の象です。彼らは舜を殺して財産を奪おうと何度も試みますが、成功しません。 最終的には舜の変わらない忠孝に感動し、心を入れ替えました。
【神號】
四御(天皇大帝・紫微大帝・長生大帝・后土皇地祇)
(てんこうたいてい・しびたいてい・ちょうせいたいてい・こうどこうちき)
【逸話】
四御とは、宇宙の萬象的四尊の天帝を意味し、玉皇大帝を補佐する中天北極紫微大帝・ 勾陳上宮天皇大帝・南極長生大帝・承天效法后土皇地祇の四神を指す。
・紫微大帝とは、中天北極紫微大帝ともいい、不動の星であることから天の帝を象徴す る北極星(小熊座から鹿豹座までの5つの星)の神格化で、玉皇大帝を補佐し、日月星辰 や四季気候を掌り、北斗七星を従え、星漢天宮に住み、別名萬星教主五斗天尊とも呼ばれる。
・天皇大帝とは、勾陳上宮南極天皇大帝ともいい、紫微宮内にある北極星の左にある6つの星座(小熊座から仙王座)が合わさった名で、玉皇大帝を補佐し、古代より戦争や 軍事に掌り、道教寺院では、玉皇を中心に北極紫微大帝とは対で祀られ、勾陳上宮に住み、 別名萬神教主勾陳天尊とも呼ばれる。
・長生大帝とは、南極星の神格化で、玉皇大帝を補佐し、人間の壽命や吉凶禍福を掌 り、『高上神霄玉清真王紫書大法』では「南極長生大帝は元始天王と玉清神母の間に生ま れた八兄弟の長子である」とあり、『靈寶領教濟度金書』によれば「西王母の八兄弟の 長子である」ともいわれている。また九天應元雷聲普化天尊の化身であるともされていて金闕高上神霄府または南極長生宮南極壽老宮に住み、別名萬仙教主廣壽天尊とも呼ばれる。
・后土皇地祇とは、玉皇を天とすれば、こちらはそれを受ける地であり、玉皇大帝を補佐し、社稷・大地・五嶽・山林・河海・山岳などを掌り、造墓や埋葬、陰宅風水の際に墓 域を保護する守り神でもあり、九華玉闕に住み、別名地母娘娘とも呼ばれる。
左から紫微・天皇・后土・長生の四大帝
・天皇大帝
【靈験】萬雷統御(すべての雷神を統御する)、戰勝、消災改運(災禍を祓い運を開く)、萬事如意(すべてが思い通りになる)、趨吉避凶(凶を避けて吉に趨く)
【咒文】
「謹請天皇大帝、南極至尊、炎火之祖、勾陳之精
(はいせいてんこうたいてい、なんきょくしそん、えんかしそ、こうちんしせい)
紅頭黑面、八首蛇身、口吐黑氣、盤繞昆崑、総持萬化
(こうとうこくめん、はっとうじゃしん、こうとこくき、ばんにょうこんろん、そうじばんか)
節制雷神、上部九天、日月星辰、中管五兵、城隍威靈
(せっせいらいじん、じょうぶきゅうてん、にちげつせいしん、ちゅうかんごへい、じょうこういれい)
下通河海、十二泉扇、北豐九壘、水陸陽冥、神拒者滅
(かつうかかい、じゅうにせんおう、ほくほうきゅうるい、すいりくようめい、しんきょしゃめつ)
鬼拒者傾、號令到處、無敢不遵、敢有不順、霹靂一聲
(ききょしゃけい、ごうれいとうしょ、むかんふじゅん、かんゆうふじゅん、へきれきいっせい)
化為微塵、法門弟子専拝請、南極天皇大帝鑾駕降臨。
(かいみじん、ほうもんでしせんはいせい、てんこうたいていらんかこうりん)」
・紫微大帝
【靈験】萬星統御(すべての星を統御する)、管轄四季(四季を管轄する)、消災改運(災禍を祓い運を開く)、萬事如意(すべてが思い通りになる)、趨吉避凶(凶を避けて吉に趨く)
【咒文】
「謹請紫微大帝、大羅天闕、紫微星宮、尊居北極之高
(きんせいしびたいてい、だいらてんけつ、しびせいぐう、そんきょほっきょくしこう)
位正中天之上、萬星教主、職司五嶽、北極大聖
(いせいちゅうてんしじょう、ばんせいきょうしゅ、しょくしごがく、ほっきょくたいせい)
中天至尊、佛號金輸熾盛、道稱玉斗玄尊、消人間災禍
(ちゅうてんしそん、ぶつごうきんゆしせい、どうしょうぎょくとげんそん、しょうにんげんさいか)
除世上善悪之名、垂恩濟衆、並理三曹、權衡七政、
(じょせじょうぜんあくしみょう、すいおんさいしゅう、へいりさんそう、けんこうしちせい)
歴劫度人、仁慈感應、普化萬靈、大悲大願大聖大慈、法門弟子専拝請、北極紫微大帝鑾駕降臨。
(れきごうどじん、じんじかんおう、ふかばんれい、だいひだいがんだいせいだいじ、ほうもんでしせんはいせい、ほっきょくしびたいていらんかこうりん)」
三官大帝(天官大帝・地官大帝・水官大帝)
天帝を補佐する神々
【逸話】
三官大帝とは、玉皇大帝の側近で、天府(天界)を掌握し、人間に福を授ける天官大 帝、地府(地界)を掌握し人間の罪を赦す地官大帝、水府(水界)を掌握し、人間の厄を解く水官大帝の三神を表す。正式には天官大帝は上元一品賜福天官紫微大帝といって、上元覃恩府に住み、地官大帝は中元二品赦罪地官清虚大帝といって、中元覃宥府に住み、 水官大帝は下元三品解水官洞陰大帝といって、下元都會府に住み、玉皇の命で、人間の罪 を赦し、厄を解き、福を与えるといわれている。
三官大帝
【神號】酆都大帝・東嶽大帝・幽冥教主
(ほうとたいてい・とうがくたいてい・ゆうめいきょうしゅ)
地獄界、冥界、幽界、酆都の神々
【逸話】
・酆都大帝とは北陰酆都宮に住まい冥府を主宰する最高神で道教の神佛の階層を表す「真靈位業圖」では第七階位の地獄に住まい羅酆山という北方位癸の地にあり、高さ三千 六百里、周廻三万里とされる冥界の山を統治し、人は死ぬとまず地獄へ行き裁きを受けて から、地獄幽冥界(閻君管轄)で罰を受けるか、人畜界(人皇管轄皇極氣天)に再度、転 生するか、神仙界(玉皇管轄太極氣天)へ昇るか、極楽界(無極理天)へ行けるかが決ま るといわれています。地獄には十殿と十八層の世界がありそのすべてをこの神佛が統括す るとされている。別名を酆都北陰大帝、北陰酆都玄卿大帝とも呼ばれる。
・東嶽大帝東嶽大帝とは、五嶽神の中で最も尊ばれている東嶽泰山のことで、泰山には死者は死後にこの山に集まると信じられており歴代の皇帝からも「天斉王」や「仁聖天斉王」など の封號が授けられている。東嶽大帝は人間の生命を掌り、死後の世界を支配する泰山府君 とも呼ばれ、泰山府君の子が碧霞元君という女神で招財、良縁、世継ぎを授かる、病気平 癒に靈験があるとされ、同じく泰山に祀られている。蓬玄天宮、蓬仙天宮、東嶽泰岱宮に 住み、別名東嶽天齋大生仁元聖帝、仁聖大帝と呼ばれている。
・幽冥教主とは別名、地蔵王菩薩とも呼ばれサンクリット語ではクシティ・ガルバといい「大地」「胎内」「子宮」の意味を意訳して「地蔵」としている。人々の苦悩を無限の慈悲で包み込み救済するとされている。閻魔王と東嶽大帝を統括する立場にあるため幽界や冥界にも通じる菩薩として信仰されている。
酆都大帝 東嶽大帝
酆都大帝、東嶽大帝、十殿閻君とは、死者の生前の罪業の軽重から裁きを与える裁判官の役目を持つ十の神々でそれぞれが裁きを与えて刑罰に処する宮殿に住むため、十殿閻君、十殿閻魔、地獄 十王とも呼ばれる。第一殿秦廣王、第二殿楚江王、第三殿宋帝王、第四殿五官王、第五殿森羅王、第六殿卞 城王、第七殿泰山王、第八殿都市王、第九殿平等王、第十殿転輪王の十の神がいていずれも判決の軽重によって、閻君管轄の幽冥界であらゆる地獄の責め苦を受けるか、人皇管轄 の皇極象天人間界に転生するか、玉皇管轄の太極氣天神仙界に昇るか、無極理天極楽界に昇るか進路が分かれる。
※以下はそれぞれの別名と住む宮殿の名称 一殿秦廣大王泰素妙廣真君 玄明宮 二殿楚江大王陰德定體真君 普明宮 三殿宋帝大王洞明善靜真君 紂絕宮 四殿五官大王玄德靈真真君 太和宮 五殿閻羅天子最勝耀靈真君 紂倫宮 六殿卞成大王寶肅昭成真君 明辰宮 七殿泰山大王神變萬靈真君 神化宮 八殿平等大王無上証度真君 七非宮
九殿都市大王飛魔演慶真君 碧真宮
十殿轉輪大王武化威靈真君 肅英宮
【神號】太乙救苦天尊(たいおつきゅうぐてんそん)
地獄に落ちた亡魂を救済する神
【逸話】
太乙救苦天尊とは東極妙巖宮または高上碧霄府に住まう 道教の世界では地獄に堕ちた者の魂を救う神とされており、この神佛の護符を所持し經を唱えて祈れば9色の光で照ら し一切の地獄の苦しみから解脱させるという。 9つの頭がある獅子に跨った姿で金童玉女、金剛力士などを従えて現れるとされており台湾道教の祭事においては玉皇大帝の脇侍に祀られる。封神演義では元始天尊の弟子の玉虚十二金仙の太乙真人として登場し、東海龍王の息子を殺して自害した哪吒太子を蓮の花に変えて復活させた。この復活で哪吒太子には魂が存在しないため幻術が効かない肉体となった。別名 太乙真人、青玄九陽上帝、青玄大帝、 救苦天尊とも呼ばれる。
【手印】
太乙救苦天尊印
【靈験】
先祖供養、地獄で苦しむ亡魂の救済、亡魂の守護、消災改運(災禍を祓い運を開く)
【咒文】
「禮拝十方太乙救苦天尊、禮拝九幽拔罪天尊、禮拝廣度沉淪天尊 (れいはいじゅうほうたいいつきゅうくてんそん 、れいはいくゆうばつざいてんそん 、れいはいこうどじんりんてんそん)
禮拝大慈大悲大惠真人、西河救苦薩翁真人、太極左公仙翁
(れいはいだいじだいひだいけいしんじん 、さいがきゅうくさつおうしんじん、 たいきょくさこうせんおう
冲應孚佑真君、神虎何喬官將法部吏兵、冥陽開路五道將 軍、城隍社令 (ちゅうおうふゆうしんくん、しんこかきょうかんしょうほうぶりへい、めいようかいろごどうしょうぐん、じょうこうしゃれい)
信士/信女 氏名〇〇〇〇 命日 〇〇月〇〇日
随光旋動救済不可思議功徳、遍満十方界常以威神力、救拔諸衆生亡魂安寧、太上尊能消一切罪
(ずいこうせんどうきゅうさいふかしぎくどく、へんまんじゅうほうかいじょういいしんりき、きゅうばつしょしゅじょうぼうこんあんねい、たいじょうそんのうしょういっさいざい)
東方玉寶皇上天尊、南方玄真萬福天尊、西方太妙至極天尊
(とうほうぎょくほうこうじょうてんそん なんぽうげんしんまんふくてんそんせいほうたいみょうしきょくてんそん)
北方玄上玉宸天尊、東北方度仙上聖天尊、東南方好生度命天尊 (ほっぽうげんじょうぎょくしんてんそん とうほくほうどせんじょうせいてんそんとうなんほうこうせいどめいてんそん)
西南方太靈虚皇天尊、西北方無量太華天尊、上方玉虚明皇天尊、下方真皇洞神天尊
(せいなんほうたいれいきょこうてんそん、せいほくほう むりょうたいかてんそん、じょうほうぎょきょめいこうてんそん、かほうしんこうどうしんてんそん)
十方救苦天尊、百億光中現慈容宏誓願力、深幽陽界超出苦衆生 (じゅうほうきゅうくてんそん、ひゃくおくこうちゅうげん じようこうせいがんりき、しんゆうようかいちょうしゅつくしゅじょう)
無上願亡靈上願亡靈、早超 昇生天得道、十方救苦天尊勅(むじょうがんぼうれいじょうがんぼうれい、そうちょうしょうせいてんえどう、じゅうほうきゅうくてんそんちょく。)」
【護符】
太乙救苦天尊祖先安寧免罪符:先祖供養、地獄で苦しむ亡魂の救済、亡魂の守護、消災改運(災禍を祓い運を開く)などの靈験がある護符
【神號】 弁財天
(べんざいてん)
智慧と芸能と富を象徴する女神
【逸話】
もともとは古代インド神話の三大女神の一つ梵天の妃にあたる存在のサラスヴァティーで本来は土地豊穣をもたらす河神であるがさらに弁才(智恵)の女神ヴァーチと結合して同一視され学問、音楽の神とされた。日本では宗像三女神の市杵島姫命と同一とされる。日本では七福神の一つとして広く信仰されている。実は、この神佛さまこそ私の父である故鮑黎明の病気平癒を願った際にはじめに私の前に現れた神さまでもある。ご本人曰く「本来は水の属性だが風に変える事もある」という。別名、大弁財天、大弁功徳天、辯才天女、妙音佛母、薩羅斯瓦帯とも呼ばれる。
【武器・法具・経典】
宝剣、弓、箭、宝輪、宝棒、矛、斧、金剛索、三叉戟、維那琴
長杵、金光明最勝王經
【乗り物】 白鳥、孔雀、蓮華
【従者・眷属】 十六童子、太歳星君
印錀童子(心の鍵を解く童子)、官帯童子(法を遵守する神)、 筆硯童子(学問成就の神)、金財童子(商売の神)、稲籾童子(五穀豊穣の神)、計升童子(経理の神)、飯櫃童子(食物の神)、衣裳童子(衣服の神)、蚕養童子(蚕の神)、酒泉童子(酒の神)、愛敬童子(愛情・恋愛の神)、生命童子(生命・長寿の神)、従者童子(経営の神)、牛馬童子(動物愛護の神)、船車童子(交通安全の神)、大黒点善財童子(すべての童子を従える神)
【ご利益・属性】水、風、豊穣、音楽、芸能、学問、、福徳、語学、歌
【真言】オン ソラソバテイエイ ソワカ (弁才天呪)
オン ウガヤ ジャヤ ギャラベイ ソワカ (宇賀神呪)
【聖誕日・縁日】干支で「巳」の日と「己巳」の日
【弁財天が祀られる神社仏閣】
・嚴島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
電話:0829-44-2020
www.itsukushimajinja.jp
【神號】伏羲と女媧
(ふっきとじょか)
先天八卦を発明した人類始祖の兄妹神
左の女媧は「矩(さしがね)」コンパスを持ち
右の伏羲は「規(ぶんまわし)」定規を持つ
【逸話】
伏羲と女媧とは人類を創造したといわれる兄弟(姉弟)で、胴から上が人身の男女で、蛇足の足を絡ませて、抱擁している姿で女媧は「矩(さしがね)」を執って、伏羲は「規(ぶんまわし)」を執って天が円く、地が方形の世界を創造したとされています。のちに二人は夫婦となって人類の始祖になったといわれ、伏羲は燧人氏に代わって天下の王になり、国を九州に分かち民に農、漁、牧を教え、天文地理を観察し易の先天八卦を発明したとされる、女媧は天災地変からこの世を救い、黄土をこね、人間を創造したといわれている。伏羲は三皇に一つにも数えられる。現在では八卦祖師と呼ばれ、道教寺院で易者や魔除けの神として祀られている。別名、伏羲八卦祖師、伏羲大帝などとも呼ばれている。
先天八卦は伏羲が発見し、後天八卦は文王が考案したといわれている。
【靈験】
避凶化吉、六十四卦排布陣、鎮宅、結界、防御、斬邪魔鬼(邪靈悪靈退散)など
【咒文】
「謹請先天伏羲仙、呈雲駕霧救萬千、八卦在身乾坤定
(きんせいせんてんはっけせん、こううんがむきゅうばんせん、はっけざいしんけんこんてい)
監察善悪如明鏡、身在先天為帝王、推算陰陽手𥚃蔵
(かんさつぜんあくにょめいきょう、しんざいせんてんいていおう、すいさんいんようしゅりぞう)
三十六將來朝見、二十八宿在両辺、召赴五雷大神兵
(さんじゅうろくしょうらいちょうけん、にじゅうはっしゅくざいりょうへん、しょうふごらいだいしんぺい)
邪魔鬼怪尽皆驚、香火流傳有靈通、降下壇前來扶童
(じゃまきかいじんかいきょう、こうかりゅうでんゆうれいつう、こうかだんぜんらいふどう)
左手執印日月明、靈符顯現安衆生、右手執劍斬妖精
(さしゅしついんにちげつめい、れいふけんげんあんしゅうしょう、うしゅしっけんざんようせい)
發出五營四辺行、法門弟子専拝請、伏羲仙帝到壇前、神兵火急如律令
(はっしゅつごえいしへんぎょう、ほうもんでしせんはいせい、ふっきせんていとうだんぜん、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
【神號】 三清道祖
(さんせいどうそ)
元始天尊・靈寶天尊・道徳天尊
(げんしてんそん・れいほうてんそん・どうとくてんそん)
無極、太極、天地陰陽を象徴する最高神
【逸話】
三清道祖とは、神仙界の三清境である玉清境・上清境・太清境に住まうとされる元始天尊・靈寳天尊・道徳天尊の三尊の神々のことである。この三尊の最高位が元始天尊で萬物が生まれる以前の「無極」を象徴し元始天尊は『太上無極混元真經』によれば、盤古(元始天王)の生まれ変わりだとされており『道教全真秘旨』には元始天尊はこの三尊の最高位であり萬物が生まれる以前の「無極」の象徴で、大羅天や三清境の最上階で ある玉清境の清微天宮に住み靈寳天尊は『靈寳經』などの経典を人間界の 聖人らに伝えたとされており上清境の禹余天宮に住み無極から太極の発生を象徴し道徳天尊は中國の歴史上の大賢人である老子の神格化で道という始まりと終わりや太極から分けた天地・陰陽の発生を象徴し太清境 の大赤天宮に住んでいるとされている。封神演義では元始天尊には十二人の 玉虚十二金仙(廣成子・赤精子・黄龍真人・懼留孫・大乙真人・靈寳大法師・ 普賢真人・慈航道人・玉鼎真人・道行天尊)または崑崙十二大仙という名の弟子たちがいるとされており1番弟子の廣成子は後の文殊菩薩でその配下の弟子として黄帝軒轅がいて2番弟子の普賢真人は後の普賢菩薩で 4番弟子の懼留孫は後の弥勒菩薩であり大乙真人は後の太乙救苦天尊でその配下の弟子として哪吒太子がいて慈航道人は後の觀音菩薩で玉鼎真 人の配下には楊戩という弟子がいて道行天尊の配下には韋駄天が弟子にいるとされている。封神演義では遥か昔人間界と仙界に分かれ仙界はさらに人間出身の仙人や道士からなる崑崙山の仙道(闡教)とそれ以外の森羅万象や動植物に由来する截教に二分されていたという。その頃の人間界は殷(商)紀元前1100年頃の紂王の治世で紂王は当初は名君とされていたが慢心から女媧廟の祭祀において「女媧はこの世の誰よりも美しい女媧が我のものであればいいのに」という意味の詩を詠んでしまったため「神」と 「人」を混同した無礼な行為に女媧は怒り狂い、千年生きた狐狸の精に紂王を陥れるよう命じた。命を受けた狐狸の精は朝歌(古代中國の首都)の後 宮に入る予定であった美女冀州侯の娘、妲己の魂魄を滅ぼして心身を手に入れ紂王に籠絡しはじめた。これ以降、紂王は妲己の言いなりになり次第に暴政を行うようになった。一方仙界では闡教の教主である元始天尊門下の崑崙十二大仙が千五百年に一度の逃れられぬ劫として、人を殺めなくてはならないことになっていた。また昊天上帝(天帝・玉帝)が彼ら十二人を臣下 に命じたことから、殷商革命に関わる闡教徒、截教徒、人間界の中から三百 六十五位の「神」を「封(ほう)」じる「封神」の儀式を執り行うことになっていた。この玉旨天命により、この封神の執行者に選ばれたのが、崑崙の道 士の一人である姜子牙、後の周國の丞相となる太公望であった。殷代末期の 殷商革命の動乱を舞台に、四不像に乗った姜子牙(太公望)が巻き起こす殷・ 商両国間の戦乱の世が始まり、ひいては闡教と截教の対立が繰り広げられて 全面戦争となって多くの英雄・道士・仙人の靈魂が「封神台」で封じられる のだが、最後は、鴻鈞道人(鴻鈞老祖)が登場し、元始天尊と道徳天尊(太上老君)と靈寳天尊(通天教主)の三教主が和解し、二度と争わないことを 誓い、これにてようやく三教の争いは終結することができた。
無極から太極が産まれ
太極が両儀(陰陽)に分かれ
両儀から四象(太陽・少陰・少陽・太陰)が
産まれ四象から先天八卦が生まれる図
【三清道祖が祀られる道教寺廟】
・太上混元道府
住所:新北市新店區中興路一段70號1
電話:02-29170642
https://www.201099.tw/news.html
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
・指南宮の凌霄寳殿
住所:台北市萬壽路115號
電話:02-2939-9922
http://www.chih-nan-temple.org/index_2.php
【靈験】
【咒文】
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・三清道祖金紙
http://taoizm-fengsui-seiryudo.com/?pid=138960831
【神號】 無極瑤池金母大天尊
(むきょくようちきんぼだいてんそん)
東王父と対となる女仙の最高峰に君臨する女神
【逸話】
東王公を夫に持つ女仙と女神を統べる聖母であり、崑崙山上に住むといわれている女神で、すべての女仙の元締めとされている。不老不死を望む漢の武帝の宮殿に降臨し、三千年に一度咲くという仙桃の実を献じたといわれている。また西王母の仙桃を食べて寿命が3000年も延びてしまい、不老不死を手にしたのは孫悟空(斉天大聖)だといわれている。別名、無極老母、王母娘娘、西王母、天母至尊、皇母とも呼ばれる。
【王母娘娘が祀られる道教寺廟】
・太上混元道府
住所:新北市新店區中興路一段70號1
電話:02-29170642
https://www.201099.tw/news.html
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
・艋舺青山宮
住所:台北市萬華區貴陽街2段218號
【靈験】
【咒文】
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【神號】 無極元君九天玄女大天尊
(むきょくげんくんきゅうてんげんにょだいてんそん)
黄帝に風水を授けた女神
【逸話】
九天玄女とは、伝説によれば黄帝が蚩尤との戦いで九戦九敗の窮地に陥った 際にある夢を見ました。それは、西王母が黄帝にある女神を遣わし、その女 神から道術(堪輿、奇門、符咒、兵法)を授かり『太乙を前方に、天一を後方に配せば勝てる』と告げられた夢です。そのことを部下の風后に相談し、 すぐさま祭壇を作り三日三晩祈りを捧げました。すると九天玄女が現れて、 靈寳五符の護符・道教道教符咒録・兵法書・奇門・地理・陰府經・寳印・寳劍・太極圖などを授けました。それらを用いて黄帝は、みごとに蚩尤を破る ことができて、中國を統一することができたといいます。九天玄女はもともと山海經に登場する鳥の躰に人の首の半身半獣の姿が由来だとされており別名、連理媽、九天娘娘、九天聖母とも呼ばれ、法術伝授、必勝祈願、起死回生、方位避け、招福などに靈験があるとされており、製香業の守護神として篤く信仰されています。
【九天玄女が祀られる道教寺廟】
・三峽九鳳山無極七玄宮
住所:新北市三峽區中山路459巷201號
電話:+886 2 2674 6506
・太上混元道府
住所:新北市新店區中興路一段70號1
電話:02-29170642
https://www.201099.tw/news.html
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
【靈験】
救世、戰勝、九死に一生の危機に現れる、道術(堪輿、奇門、符咒、兵法)伝授、魔除け、和合、鎮宅、斬邪魔鬼(邪靈悪靈退散)
【咒文】
「謹請九天玄女仙、呈雲駕霧赴花莚、符水救人功衣小
(きんせいきゅうてんげんにょせん、ていうんがむふかえん)
桃枝打鬼法無邊、天上常念念娘恩、地下常念念娘恩、
(とうしだきほうむへん、てんじょうじょうねんねんこおん、ちかじょうねんねんこおん)
吾是九天仙女子、降落桃園李洞仙、弓鞋化做三江口、
(ごしきゅうてんせんじょし、こうらくとうえんりどうせん、きゅうけいかさくさんこうこう)
角葉為園九重天、弟子一心専拝請、九天玄女降臨來、
神兵火急如律令
(かくよういえんきゅうじゅうてん、でしいっしんせんはいせい、きゅうてんげんにょこうりんらい、
しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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【神號】 福徳正神
(ふくとくせいじん)
土地と財産と人々の生活を見守る神
【逸話】
福徳正神とは、人々の身近な生活や不動産や土地に関する財神とされ篤く信仰されている。土地公は主にその土地で生前に善行を積んだり功績が あった場合に土地公に慣れるといわれている。招財童子、進寳童郎、虎爺(黒虎將軍)などを従えて、戊己宮または福徳宮に住み、別名、土地公、中央鎮 位真官土地大道神と呼ばれている。
【福徳正神を祀る道教寺廟】
・南山福徳宮
住所:新北市中和區興南路二段399巷160之1號
電話:正殿 : (02)2942-5277
財神殿 : (02)2947-1276
http://hunglodei.org/mobile/index.php
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】農業・商業・富貴・不動産運・先祖供養
【咒文】
「拝請諸土土地神、通天達地出幽冥、鎮守風雲為四正
(はいせいしょどとちしん、つうてんたっちしゅつゆうめい、ちんしゅふううんいしせい)
后後捉邪人物明、猪犬牛羊生安寧、招財進寶有義慶
(こうごそくじゃじんぶつめい、ちょけんぎゅうようしょうあんねい)
長命富貴福壽明、萬事祈求皆有應、千川萬福應不生
(ちょうめいふうきふくじゅみょう、ばんじききゅうかいゆうおう、せんかわまんぷくおうふしょう)
弟子檀前専拝請、拝請諸神土地公、福徳正神速降臨、神兵火急如律令。
(でしだんぜんせんはいせい、はいせいしょしんとちこう、ふくとくせいじんそくこうりん、
しんぺいかきゅうにょりつれい)」
【神號】 觀世音菩薩
(かんぜおんぼさつ)
慈愛に満ちた救済の菩薩
【逸話】
仏教の觀世音菩薩が道教に取り入れられ、觀音大士または觀音佛 祖と呼ばれ、もともとはサンクリット語で アヴァローキテーシュヴァラ・ ボーディサットヴァといい 仏教における菩薩の一尊で二十八部衆(阿修羅王、乾闥婆王、迦楼羅王、緊那羅王、摩侯羅王、金大王(宝賢夜叉)、満仙王(満賢夜叉)、金毘羅王、満善車王、金色孔雀王、大弁功徳天、神母天、散脂大将、難陀龍王、摩醯首羅王、婆藪仙人、摩和羅女、密迹金剛力士、那羅延堅固王、東方天、毘楼勒叉天、毘楼博叉天、毘沙門天、梵天、帝釈天、毘婆迦羅王、五部浄居天、沙羯羅王、風神、雷神、雨宝童子、不動明王、毘沙門天などの眷属を従え、あらゆる姿に変化しさまざまな悩みから人々を救済することから特にアジア全域で広く信仰を集めている。別名、南海古佛觀世音菩薩などとも呼ばれている。
【觀世音菩薩が祀られる道教寺廟】
・龍山寺
住所:台北市萬華區廣州街211
電話:02-2302-5162
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】災難、苦悩、憂苦、病気を退ける
【咒文】
「謹請觀音大慈悲、救度衆生無盡時、左手提來靈符火
(きんせいかんのんだいじひ、きゅうどしゅうしょうむじんじ、さしゅていらいれいふか)
右手展開楊柳枝、頭上頂戴彌陀冠、口中常念阿彌陀
(うしゅてんかいようりゅうじ、ずじょうちょうだいみだかん、こうちゅうじょうねんあみだ)
腳踏蓮花千百葉、身符蓮花圓圓𨍭、陀山化為西林寺
(きゃくとうれんげせんひゃくよう、しんふれんげえんえんてん、ださんかいさいりんじ)
火坑變做青道花、南海觀音佛大慈悲、善童良女両邊排
(かこうへんさくせいどうか、なんかいかんのんぶつだいじひ、ぜんどうりょうじょりょうへんはい)
弟子一心専拝請、觀音佛祖降臨來、神兵火急如律令
(でしいっしんせんはいせい、かんのんぶっそこうりんらい、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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【神號】 天上聖母
(てんじょうせいぼ)
航海を守護する女神
【逸話】
別名媽祖、天后とも呼ばれ、航海や海などを守護する女神である。
宋朝初期建隆元年(西暦960年)3月23日に、福建省の官吏、林愿の七女として一人の女児が生まれ生後1ヶ月経っても泣き声をあげないため、「黙」の1字を入れて林黙娘(りんもうにゃん)と名付けられた。幼少の頃から信仰心も篤く、16歳の頃に神通力を得て得て村人の病気を治すなどの奇跡を起こし崇められるようになった。しかしあるとき、父親が海難事故に遭って行方不明になってこれを嘆き悲しんだ黙娘は旅立ちやがて峨眉山の山頂で神仙に導かれて神佛になったといわれている。 別名、南無大悲慈仁天上聖母天尊 、媽祖などとも呼ばれている。
【天上聖母を祀る道教寺廟】
・天上聖母(媽祖)慈諴宮
住所:台北市士林區大南路84號
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【靈験】
【咒文】
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【神號】 中壇元帥
(ちゅうだんげんすい)
天界きっての暴れん坊にして天軍の総大將
【逸話】
中国の古典小説の封神演義や西遊記でもおなじみの玉皇大帝の御前で天軍の神兵神將を率いる総大將で 火尖槍、乾坤圏、金砖、混天綾、火棗、陰陽剣、九龍神火罩、豹皮囊などの寶貝と呼ばれる 法具を駆使し風火二輪を踏んで空中を自在に飛び回る三面六臂の童神で 7歳のとき東海龍王の巡海夜叉と竜王の三太子を殺してしまい、父の怒りをうけ自決したが 冥府をさまよう哪吒の靈魂に対し、太乙真人が蓮の花に金丹を入れ肉体とし、1丈6尺の少女のような容姿で再生した。 その後、父とは燃灯道人がとりなし和解する。 この神のルーツはインドの地神・財神クベーラ(毘沙門天)の子のナラクベーラとされ 吒塔天王李靖(毘沙門天)の三男として登場している。 哪吒太子は常に玉皇大帝の側で遣いをしており、中国、台湾では強力な降魔辟邪の童子神として厚く信仰されていて別名、無極九龍太子統御天將中天中壇元帥大天尊、中天中壇元帥、哪吒太子、九龍太子、三太子、李元帥などとも呼ばれている。
【中壇元帥を祀る道教寺廟】
・新營太子廟
住所:台南市新營區太子宮太北里45之2號
電話:06-6526596;06-6524038
【靈験】天將地兵召喚・火を起こす・風雨を呼ぶ・治水・龍の祟りを鎮める・幻術や妖術の無効化
【咒文】
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【神號】 北極玄天上帝
(ほっきょくげんてんじょうてい)
北極星の神格化にして太上老君の82番目の転生神
左手前:關元帥(英傑關羽)、左奥:趙元帥(趙公明)
右手前:溫元帥(溫瓊)、右奥:馬元帥(華光大帝)
その他に仙女、文官を従える北方真武大帝(玄天上帝)
【逸話】
北極星とは天の不動の星で紫微垣、星漢天宮に住まい玉皇大帝を 補佐する四御の第一神で萬星を統御する紫微大帝の護法神である北極四聖(天 蓬、天猷、翊聖、佑聖又は真武)の佑聖元帥(北極真武玄天上帝)は北極星の 神格化だといる。 日本では亀(水)と蛇(火)が合わさった神獣玄武を踏み七星 劍を持った姿で仏教に伝わり妙見菩薩(妙見尊星王または北辰)という名で信仰されており、《太上説玄天大聖真武本傳神咒妙經》によれば、玄天上帝は 太上老君(道徳天尊)の82番目の転生姿で 《北遊記》では、時の玉帝より「地上で悪さをする三十六の妖魔を退治せよ」という命を受けて見事三十六の妖魔を退治し自らの家来にした。三十六の家来(水火龜蛇二將、 趙公明(趙玄壇)、關羽(關聖帝君)、雷開、苟畢、廣澤、張健、謝仕 榮、華光、朱彥夫、黨歸籍、康席、龐喬、高原、雨田、雷瓊、石成、王鐵、高銅、李伏龍、副應、殷高、鐵頭、朱佩娘、韋元帥、朱孛娘、王忠、楊彪、劉俊、商偉、師曠、任無別、寧世夸、鄧成、辛江、張安)には三十六官將という神號が与えられて神に封ぜられ玄天上帝の護法神として道教寺院などで崇拝される。 《太上三洞神咒》の5巻の”紫微勅遣咒”には『紫微大帝の四大護法神として天蓬、天猷、翊聖、佑聖(玄天上帝)』として名を連ねている。 玄天上帝は別名、北極鎮天真武玄天上帝玉虛師相金闕化身蕩魔永鎮終劫濟苦天尊、北極玄天上帝、真武大帝、玄天上帝、真武神、元武神、玄武大帝、 開天大帝、北極大帝、北極佑聖真君、北極蕩魔天尊、金闕化身、玉虚師相などさまざまな神號で呼ばれており、 特に伏魔(一切の妖魔邪靈を叩き伏せる)、鎮宅光明(家の災禍を鎮める)、咒詛返しなどに絶大な靈験があるとされている。別名、北極玄天上帝金闕化身蕩魔大天尊、真武大帝、玉虚上相とも呼ばれ日本には妙見菩薩の名で伝えられている。
【北極玄天上帝が祀られる道教寺廟】
・太上混元道府
住所:新北市新店區中興路一段70號1
電話:02-29170642
https://www.201099.tw/news.html
・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw
・艋舺玄武宮
住所:台北市萬華區西園路一段40巷
【靈験】
悪靈退散、火災除け、厄除け、治水、咒詛返し、蠱毒避け、鎮宅、風雨掌握、苦難を乗り越える、護身、斬妖魔、伏魔、三十六天將召喚
【咒文】
「謹請玄天上帝聖、龜蛇二將親來迎、腳踏玄武騰蛇將
(はいせいげんてんじょうていせい、きじゃにしょうしんらいげい、きゃくとうげんぶとうじゃしょう)手執寶劍斬妖精、被頭散髪發毫光、邪魔鬼怪盡驚亡
(しゅしつほうけんざんようせい、ひとうさんはつはつごうこう、じゃまきかいじんきょうぼう)
黒旗展開人間路、百萬天兵随帝前、蘇玉公王遊世界
(こっきてんかいにんげんろ、ひゃくまんてんへいずいていぜん、そぎょくこうおうゆうせかい)
號令一聲眞降靈、中壇元帥執金槍、繡球現出神仙場
(ごうれいいっせいしんこうれい、ちゅうだんげんすいしつきんそう、しゅうきゅうげんしゅつしんせんじょう)
康王元帥大天蓬、趙王元帥來扶童、法門弟子専拝請、玄天上帝速降臨、神兵火急如律令
(こうおうげんすいだいてんほう、ちょうおうげんすいらいふどう、ほうもんでしせんはいせい、げんてんじょうていそくこうりん、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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【神號】 趙元帥
(ちょうげんすい)
玉帝より人間界の財務の一切を任命された雷部の武財神
指南宮の凌霄寳殿に祀られる趙元帥
【逸話】
趙元帥とは道教における四大護法神の一尊で、虎爺(黒虎將軍) に跨り、九節鞭という武器を手に封神演義や北遊記、捜神記に登場する武財神で、雷部三十六元帥の一神で瘟病を掌り、幽冥界においては、公正に判断 し、善には賞を与え、悪には罰を課す神として畏れられていたため、財源の 管理を玉帝より任され、東西南北中の五方位を掌握する。五方位とは東方に 東路財神招寶天尊蕭升、西方に西路財神納珍天尊曹寶、南方に南路財神招財 使者陳九公、北方に北路財神利市仙官姚少司、中央に趙玄壇五路財神大元帥 が坐して五路財神と呼ぶ。これは五行思想に照応する布陣である。北遊記で は、北極玄天上帝の配下である三十六神又は四大護法元帥(馬・趙・温・關) に封じされ、執法元帥の神號を与えられる。四大護法元帥に関しては様々な パターンがあり、英雄岳飛元帥、都雷太歳殷元帥、李哪吒元帥、二郎神楊戩 元帥、王靈官元帥などが加わることもある。 雷部を統帥し、神霄玉府または督財府に住み、別名、金輪如意趙大元帥萬 類克成天尊、北極趙玄壇大元帥、趙元帥、玄壇元帥、玄壇真君、五路財神とも呼ばれている。
【趙元帥が祀られる道教寺廟】
・指南宮の凌霄寳殿
住所:台北市萬壽路115號
電話:02-2939-9922
http://www.chih-nan-temple.org/index_2.php
・艋舺玄武宮
住所:台北市萬華區西園路一段40巷
【靈験】
・五路財神趙玄壇
招財進寳(財運を高める)
生意興隆(商売繁盛)
賞善罰悪(善人には賞を与え悪人は罰する)
斬邪魔鬼(邪靈悪靈退散)
・四大元帥
(關元帥(英傑關羽)、趙元帥(趙公明)、溫元帥(溫瓊)、馬元帥(華光大帝))を勧請する。
【咒文】
「謹請玄壇大將軍、腳踏七星五雷雲、手接鐡鍊天地動
(きんせいげんだんだいしょうぐん、きゃくとうしちせいごらいうん、しゅせつてつれんてんちどう)
銅枷鐡鎖随吾行、吾今有感壇前請、邪魔鬼怪盡皆驚
(どうかてっさずいごぎょう、ごこんゆうかんだんぜんせい、じゃまきかいじんかいきょう)
喝起五雷大神兵、五營兵馬到壇前、破穢驅邪為第一
(かっきごらいだいしんぺい、ごえいへいばとうだんぜん、はさいくじゃいだいいち)
斬盡天下不正神、玉皇號令親勅賜、斬盡妖邪並悪煞
(ざんじんてんかふせいしん、ぎょくこうごうれいしんちょくし、ざんじんようじゃへいあくさつ)
法門弟子専拝請、玄壇元帥速降臨、神兵火急如律令。
(ほうもんでしせんはいせい、げんだんげんすいそくこうりん、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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【神號】 文昌帝君
(ぶんしょうていくん)
科挙と学問の神
【逸話】
文昌帝君とは北斗第一星から第四星の側にある文昌六星の神格化で科挙、文章、学問、芸術の神として崇拝されています。招財に関しての靈験は科学、文章、学問、芸術に関わる職種や営業職の靈験があるとされます。儒門(儒教)では五文昌(關聖帝君・文昌帝君・孚佑帝君・魁斗星君・朱衣星君)のひとつに数えられています。別名、文昌司䘵輔仁開化梓潼解罪天尊とも呼ばれる。
【文昌帝君が祀られる道教寺廟】
・台北市文昌宮
住所:台北市中山區民生西路45巷9號
電話:02-25210366
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・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
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【靈験】
【咒文】
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【神號】 靈安尊王
(れいあんそんおう)
悪人を罰し善人に賞を与える武神
靈安尊王像
【逸話】
靈安尊王とは福建省泉州三邑惠安縣青山的守護神で山の神で行政を司る神とされる説と三國時代の呉の國の將領であった張滾であるという説である。今のところ2つの説が有力だがどちらも八將(武判官、陰陽司、監察司、長壽司、獎善司、福德司、罰惡司、增祿司)の8神又は11神か13神の異なる布陣を従えて構成されている。(什役、文差、武差、甘將軍、柳將軍、范將軍、謝將軍、春大神、夏大神、秋大神、冬大神、武判官、文判官等)、これらの幕僚を従えて人々の善悪を管轄し悪鬼凶神の類は捕らえ裁き疫病を鎮める知略に富んだ武神として信仰されている。別名、青山王、青山靈安尊王、靈惠候とも呼ばれている。
【靈安尊王が祀られる道教寺廟】
・艋舺青山宮
住所:台北市萬華區貴陽街2段218號
【靈験】
【咒文】
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【神號】 二郎神君
(じろうしんくん)
武芸に秀でた玉皇の甥
【逸話】
額に第三の眼を持ち三尖両刃刀という武器を手に哮天犬という神犬を引き連れる武神だが元々は農業や水災から人々を守る神として祀られていた。西遊記では玉皇大帝の甥であるため法力が特別に強くさらに武力も長けていて72の姿に変化し孫悟空を捕らえたといわれる。封神演義では哪吒太子の相棒として活躍する。別名、二郎神楊戩、顯聖二郎真君、灌口二郎、二郎真君、灌江神、赤城王、清源妙道真君とも呼ばれている。
【二郎神君が祀られる道教寺廟】
・指南宮の凌霄寳殿
住所:台北市萬壽路115號
電話:
02-2939-9922
http://www.chih-nan-temple.org/index_2.php
◇神號 廣澤尊王
(こうたくそんおう)
名將の末裔にして風水の達人
◇逸話
廣澤尊王とは本名郭忠福といい福建省南安市に生まれたが幼少期に父親が他界したため羊飼いの家の使用人として住み込んで働くことになる。しかし家が貧しいことから両親を埋葬することができずにいた。しかしある一人の風水師が忠福はとても孝行であると感じたため一箇所の風水的に良い土地を教えました。すると早速忠福はその吉相地に父を埋葬するように雇い主訴えて埋葬することができました。それからすぐに帰省して母と再会し尽くすことができました。唐の時代の名將である郭子儀の子孫で風水地理、符咒に精通しているところから台湾、香港、東南アジアで篤く信仰されている。別名、保安尊王、聖王公、郭聖王とも呼ばれている。
◇廣澤尊王が祀られる道教寺廟
・永華宮
住所:台南市中西區府前路一段196巷20號
電話:06-2242319
http://yonghua.vrbyby.com.tw/scenerys.php
【靈験】
【咒文】
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◇神號 關聖夫人
(かんせいふじん)
医療の名人
【逸話】
【關聖夫人が祀られる道教寺廟】
・宜蘭關公夫人廟
住所: 262宜蘭縣礁溪鄉一段51號
電話: (03)98826521
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【神號】 太陽星君・太陰星君
(たいようせいくん・たいいんせいくん)
太陽と太陰(月)の神格化
【逸話】
太陽星君とは銀河系の恒星の一つであり我々生物にとってかけがえのない陽の氣(日光)として地球における生物の営みや気候などに多大な影響を与える太陽の神格化で、日の運行など を掌り、天帝(紫微)の周りには、木火土金水の五星、北斗九星(貪狼・巨門・禄存・文 曲・廉貞・武曲・破軍・左輔・右弼)などの星辰と並び、左右の相対する重要な位置に必 ず日月(太陽、太陰)がめぐる。中國神話ではその昔、太陽は10個あったとされ、1日 に1個ずつ運行していたが、堯の時代になって10個の太陽が一度に現れるようになり、 地上は灼熱地獄と化す。困り果てた帝は弓の名手として知られる羿に解決を委ねる。不思 議な弓を手にした羿ははじめは威嚇して元のような運行に戻るよう促すが効果がないため、 仕方なく1つの太陽を残して9つの太陽をすべて射落としたという。のちに西王母より不 老不死の仙薬を賜るが、妻の嫦娥はそれを独占し、月に逃げてしまう。しかし嫦娥は裏切 りの罪により蟾蜍に姿を変えられ、月にとどめられたという。 太陽星君は、鬱儀扶桑宮、鬱儀宮、扶桑宮に住み、別名、日神、太陽菩薩、日宮炎光太 陽星君、日宮鬱儀帝君慈輝朱日天尊とも呼ばれている。
太陰星君とは、銀河系の恒星の一つであり、太陽同様にかけがえのない陰の氣(月光) として、地球における生物の営みや気候などに多大な影響を与える太陰(月)の神格化で、 日の運行などを掌り、天帝(紫微)の周りには、木火土金水の五星、北斗九星(貪狼・巨 門・禄存・文曲・廉貞・武曲・破軍・左輔・右弼)などの星辰と並び、左右の相対する重 要な位置に必ず日月(太陽、太陰)がめぐる。 太陰星君は、素曜天宮、結遴宮、廣寒宮に住み、別名、月神、太陰菩薩、月府遴皇君妙 果素月天尊とも呼ばれている。
【太陽星君・太陰星君が祀られる道教寺廟】
・艋舺青山宮
住所:台北市萬華區貴陽街2段218號
【靈験】
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◇神號 虎爺
(とらじい)
寺廟を守護する猛虎
◇逸話
虎爺とは中華圏の道教寺廟の神壇の足元にいる虎の神 で寺廟の守り神として祀られる。趙元帥、土地公(福徳正神)、保生大帝の属神でもあるが、金紙で虎爺公の顎を撫でて、小児に貼れば風邪や腫れもの が治ると信じられている。陰陽五行では金に属する虎が財を咥えてくるとく るとしているため、商人などに厚く信仰されている。その姿は羽根の生えた 虎の姿や武將の姿と普通の虎の姿と数種類ある。 虎はその威圧感から厄除け、邪靈祓いの強い象徴でもある。別名、天羅伏 虎金翼黒虎大將軍とも呼ばれる。 虎爺將軍印の靈験は黒虎將軍召喚、妖魔邪靈の類を喰らう。
◇虎爺が祀られる道教寺廟
・石碇伏虎宮(虎爺公廟)
住所:新北市石碇區潭邊里外按五之二號
電話:0226-63-3609
http://www.glk.url.tw/tiger/index.html
・外埔義虎堂將軍廟
住所:台中市外埔區甲后路水頭巷25之2號
電話:(04)26835908
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
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【靈験】
驅邪魔鬼・児童保護・招財・治癒・寺廟守護
【咒文】
「拝請龍虎山黒虎將、龍虎山上黒虎將軍
(はいせいりゅうこざんこっこしょう、りゅうこざんじょうこっこしょうぐん)
金輪執法大將軍、上山黒山上、上山驅猛虎、落水斬蛟龍
(きんりんしっぽうだいしょうぐん、じょうざんこくざんじょう、じょうざんくもうこ、らくすいざんこうりゅう)
天上踏七星、地下随吾行、日月同吾照、鬼神見吾驚
(てんじょうとうしちせい、ちかずいごぎょう、にちげつどうごしょう、きしんけんごきょう)
吾是法主法、救苦大神兵、法門弟子専拝請
黒虎大將速降臨、神兵火急如律令
(ごせほうしゅほう、きゅうぐだいしんぺい、ほうもんでしせんはいせい、こっこだいしょうぐんそくこうりん、しんぺいかきゅうにょりつれい)」
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◇神號 雷公
(らいこう)
不義理を働く者に神罰を下す雷の執行者
◇逸話
雷部の神々は古来より、雷帝の命を受け善人には賞を与え悪人に は罰を下し天の執行者として恐れられた。 金槌と杭を持ち鳥の顔に鳥の羽根と手足に人間の体躯を持つ武神で元々の 由来はインド神話のガルダがルーツだとされる。それが迦楼羅または金翅鳥 の名で仏教を守護する天龍八部衆の一つとされて取り入れられた。 この神が龍と雷帝と縁が深いのはヴィシュヌ(那羅延天・毘紐天)との闘 いにおいて一向に勝負がつかなかったため、ヴィシュヌから「我はお前に不 死を与え、我よりも高い位を約束しよう。その代わりに我を運ぶものになっ て欲しい」という条件で和睦に応じ、これ以来ガルダはヴィシュヌの乗せて 空を飛ぶことになった。 かつてガルダに一蹴されたインドラはガルダの強さに感服して友好を結び、 「不死の甘露を返してくれればどんな望みでも叶えよう」と申し出た。する とガルダは今後、それまで宿敵であった蛇族を捕食したいといい、その望みが叶ったといわれている。以後、ガルダは蛇(龍)からの守護神として崇拝されることになった。 別名、五雷元帥、雷神爺とも呼ばれる。
◇雷公を祀る道教寺廟
・中和霹靂宮(雷公爺)
住所:新北市中和區永和路514號
電話:0 2 – 2 2 2 2 – 0 9 8 9
・台南市風神廟
住所:台南市西區民權路三段143巷8號
電話:06-2277540
http://weber.tn.edu.tw/edu01/tainan/main-2/main-3q.htm
【靈験】
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【神號】 四面佛祖
(よんめんぶつそ)
宇宙の創造神
【逸話】
別名、大梵天王とも呼び、古代インド神話のの三大主神のひとつとされる。もともとは全宇宙の創造神であるブラフマ―がルーツで天部中の上位につき四面四臂は慈悲、仁愛、博愛、公正などをつかさどる。
第一面は求功名(官位、學業、事業、課業、試験、官司)
第二面は求姻緣(結婚運、恋愛運、感情、対人運)
第三面は求財富(財運、橫財、商売運)
第四面は求健康(治病、平安、健康長壽、家内平穏)などを象徴する。
【四面佛祖を祀る道教寺廟】
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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【神號】 斗母元君
(とぼげんくん)
日月を護る陽炎の神格化
【逸話】
別名斗母洪恩天后円明道姥天尊とも呼ばれており、もともとはインド神話の神マリーチーが由来だといわれている。 紫微大帝、天皇大帝、北斗七元君の母であり古くは一群の風神マルトの主といい、また創造主プラジャーパティの一人であり陽炎、日の光を意味することばである。 その昔、帝釈天が阿修羅と戦ったとき、日月斗星辰を守ったという。 自らは陰形、つまり姿を見せないが、この神を念ずると、他人はその人を「見ず」「知らず」「欺くことはなく」「縛することもなく」「罰することがない」という。 その姿は八臂の異形であり、衆生に難が起こったときは西天摩利支天大聖に変じて 戦うといわれあらゆる災難を排除し利益を与える存在である。 北斗七星の母とされ周御王の妃の紫光夫人であり、天皇大帝、紫微大帝を生み 貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍の七星を生んだとされる。 何人たりとも、実体の無い陽炎の神格化である斗母元君には危害を加えることができないため戦においては無敗の神として奉られた。 太歳六十甲子本命神を従え、治病消退(病魔を退ける)、消災改厄(あらゆる災禍を祓う) 、子宝を授けるなどに靈験があるといわれている。
【斗母元君を祀る道教寺廟】
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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【神號】 太歳六十甲子本命神
(たいさいきのえねほんめいしん)
十干と十二支を合わせた六十干支の神格化
【逸話】
別名 殷郊,殷商太子、太歳統領殷元帥とも呼ばれており十干と十二支つまり六十の太歳星君を従えた毎年めぐる方位神でもあり人々の吉凶禍福を司る。 三面六臂の姿で髑髏を首から下げた援けたため、玉帝によって太歳神の位に封じられたられた殷の紂王の長男だといわれており後の周の文王が紂王を討つのを 援けたため、玉皇大帝によって太歳神の位に封じられた。
【太歳星君が祀られる道教寺廟】
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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◇神號 馬使爺(輔順將軍)
◇逸話
關聖帝君、城隍、開漳聖王(鄭成功)の眷属の四大部將(陳元帥)のひとつに数えられる。
◇馬使爺を祀る道教寺廟
・台南武廟
住所:台南市中西區永福路二段225號
電話:06-228-4568
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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【神號】 韋駄天尊
(いだてんそん)
菩薩や如来を外敵から護る護法神
【逸話】
もともとはバラモン教の神で佛教に取り入れられて釈迦や如来の護法神となったとされている。仏舎利を盗んだ捷疾鬼を追いかけて取り戻したことから韋駄天は脚の速い神とされ中華圏の佛教では韋駄天と伽藍神(三界伏魔大帝關聖帝君)と対で祀られる。別名韋駄菩薩とも呼ばれる。
◇韋駄天尊を祀る道教寺廟
【靈験】
【咒文】
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【神號】 后土皇地祇
(こうどこうちき)
母なる大地の神格化
【逸話】
別名 地母元君、地母娘娘とも呼ばれており、天に対して地(大地)を神格化した女神。
玉皇大帝が”天”の象徴であるのに対し、こちらは”地”を象徴する。 陰宅風水造作や地鎮祭の際に勧請する。
【后土皇地祇を祀る道教寺廟】
・道教総廟三清宮
住所:宜蘭縣冬山郷得安村(梅花湖)三清路123號
電話:03-9515135
【靈験】
【咒文】
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【神號】 地蔵王菩薩
(じぞうおうぼさつ)
人の生死から死者の成仏までを司る菩薩
◇逸話
サンクリット語ではクシティ・ガルバといい「大地」「胎内」「子宮」の意味を意訳して「地蔵」としている。人々の苦悩を無限の慈悲で包み込み。救済するとされている。別名幽冥教主とも呼ばれており閻魔王と東嶽大帝を統括する立場にあるため幽界や冥界にも通じる菩薩として信仰されている。
◇地蔵王菩薩を祀る道教寺廟
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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【神號】 薬師如来
(やくしにょらい)
あらゆる病気から救済する如来
【逸話】
【薬師如来を祀る道教寺廟】
【靈験】
【咒文】
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【神號】 保生大帝
(ほせいたいてい)
医術の神
【逸話】
医術の神。宋の時代の名医、呉本という人物で、あらゆる病気を治すといわれていた。学問を修めたのち、崑崙山に昇り、西王母のもとに七日間とどまり、凶神悪煞の仙法と死者をも蘇らす御符も授かり、符咒術によって白骨化した遺体を元の人間に蘇生させる秘術を伝授された。あるとき時の皇帝から皇后の診察に呼ばれたが、皇帝は呉本を試す為に柱に糸を巻きつけ「隣室から糸越しに皇后を診断しろ」と無理難題をつきつけたが、呉本は糸の先に柱を見破り、さらに皇后の症状にあった仙薬を調合した。するとたちまち皇后は全快し、皇帝は彼に保生大帝の称号を授けたという。
歴代王朝からの贈られた神號
宋朝
1171年(宋孝宗乾道七年)賜──大道真人
1195年(宋寧宗慶元二年)封──忠顯侯
1208年(宋寧宗嘉定元年)封──應惠侯
1227年(宋理宗寶慶三年)封──康祐侯
1235年(宋理宗端平二年)封──靈護侯
1239年(宋理宗嘉熙三年)封──正祐公
1240年(宋理宗嘉熙四年)改封─沖應真人
1245年(宋理宗淳祐五年)封──孚惠真君
1275年(宋恭帝德祐元年)封──孚惠妙道普佑真君
明朝
1372年(明太祖洪武五年)封──昊天御史醫靈真君
1425年(明仁宗洪熙五年)封──恩主昊天金闕御史慈濟醫靈妙道真君萬壽無極保生大帝
【保生大帝を祀る道教寺廟】
・保生大帝廟
住所:金門縣烈嶼郷上庫3之1號
電話:886+82-363638
【靈験】
【咒文】
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【神號】 雷聲普化天尊
(らいせいふかてんそん)
すべての雷神を統べる雷帝
【逸話】
すべての雷神を従える雷神の最高峰であり、生あるものすべての祖で万霊の師とされ、人々の生死から世界の盛衰までをも掌握する。三清(元始天尊、霊寶天尊、道徳天尊)以外のすべての神々は、この神の承認なしに政令を執行することは許されず、悪行をなす者には問答無用で落雷によって容赦なく懲らしめ、善人は慈悲の心で御加護を受けられるといわれている。また人間の苦悩を救ってくれる神でもあり、地獄に落ちた人間を救う権限を持っている。三清境のひとつ玉清境にある雷城に住まい雷霆都府、五雷院、驅邪院、萬神雷司、雷霆都司、雷霆部司を総管しており五雷即ち天雷、地雷、水雷、龍雷、社令雷。十雷即ち一曰玉枢雷、二曰神霄雷、三曰大洞雷、四曰仙都雷、五日北极雷、六曰太乙雷、七曰紫府雷、八曰玉晨雷、 九曰太霄雷、十曰太极雷。三十六雷天雷十二神、(神霄雷公、五方雷公、行风雷公、行雨雷公、行云雷公、布泽雷公、行冰雷公、行霄雷公、飞砂雷公、食粜雷公、伏魔雷公、吞鬼雷公)、地雷十二神 (纠善雷公、罚恶雷公、社令雷公、发稻雷公、四序雷公、却灾雷公、收毒雷公、扶危雷公、救病雷公、太升雷公、巡天雷公、察地雷公)、人雷十二神 (收瘟雷公、摄毒雷公、却祸雷公、除祸雷公、破祸雷公、破庙雷公、封山雷公、伏虎雷公、打虎雷公、灭尸雷公、破障雷公、管魄雷公、荡怪雷公)を掌握している。現在の雷帝は「封神演義」の中の殷(いん)の将軍の聞仲(ぶんちゅう)が雷帝に封ぜられている。雨を司る神でもあり「九天應元雷聲普化天尊」この十文字自体に神力を宿しており、この文字を一たび唱えればあらゆる災厄を避けることができるといわれている。別名雷聲普化天尊などとも呼ばれている。
【雷聲普化天尊を祀る道教寺廟】
・玉皇玉清宮 天公廟
住所:台南市北區和緯路二段372號
電話:(06)2810731
http://www.yuhlonggong.com
【靈験】
【咒文】
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【逸話】
縁結びの神。布袋を下げた白髪白髭の老人で「運命の赤い糸」が入っている袋と結婚相手の名が記された婚縁簿をもっており、そこには将来の結婚相手の名が記されており人々を和合させる神である。
【月下老人を祀る道教寺廟】
・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
【靈験】
【咒文】
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【神號】 馬頭觀音
(ばとうかんのん)
【逸話】
もともとはインド神話のヴィシュヌが由来だとされており後に佛教、密教に習合されたといわれている。佛教における観音菩薩の変化身のひとつであり、密教では憤怒の形相の馬頭明王とも呼び、人々の煩悩を食い尽くし、交通などの移動を伴うもの全般六畜を守護するといわれている。
2014年の木花咲耶姫と”富士山噴火を阻止する掛け合い”の後に北海道にて尋龍點穴を執り行い際に御力をお貸しくださいました。別名馬頭明王とも呼ばれる。
【馬頭觀音を祀る神社仏閣】
・安楽寺
住所:品川区西五反田5-6-8
電話:03-3491-7457
https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/anrakuji/
【神號】 國常立尊
(クニトコタチノミコト)
【逸話】
諸説あるのだが、それらの論争は現実的には全く生産性もなく、愚か者の自我主張にしか過ぎず実践の場では毒にも薬にもならない為ここではそれをすることはない。天地開闢の後に造化三神(アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カミムスビ)が生まれて次に別天神(ウマシアシカビヒコヂ、アメノトコタチ)が生まれてその次の神代七代(クノトコタチ、トヨクモノ・・・)の最初に現れた神だとされている。2014年の木花咲耶姫との”富士山噴火を阻止した掛け合い”からの縁で復活させるのに我々は三肌くらい脱ぎました。それ以来、ある高名な靈能がズバ抜けた風水師の先生、伝手に私に名指しで自動書記(お筆先)が降りるようになった。詳しくは『自動書記(お筆先)』と『風水鑑定』をご覧ください。
【國常立尊が祀られる神社】
・北海道新十津川神社
住所:北海道樺戸群十津川町字中央37番地
電話:0125-76-2542
・三峯神社
住所:埼玉県秩父市三峰298-1
電話:0494-55-0241
http://www.mitsuminejinja.or.jp
・麻賀田神社
住所:千葉県成田市台方1番地
電話:0476-28-5736
http://makata-jinja.com
(コノハナサクヤヒメ)
【逸話】
伝説によると富士山噴火の際にその身を投じて噴火を阻止したといわれ、もともとは水の神であったのだが、噴火を阻止したのち火の属性も宿るようになったと思われる。2014年の5月頃、風水鑑定で静岡に訪れた際に私達の前に現れて「富士、浅間、阿蘇は我の弟にあたるものである!直ちにそちら(人間)らの自然を破壊する行為を止めねばそれらが烈火の如く火を噴くであろう!」と激高されて”富士山の噴火を阻止する掛け合い”をしたのを思い出す。結果その場で”富士山噴火のシナリオ”は先送りになったのだが、なくなった訳ではないし三次元とは下の下に相当するため噴火を止める価値も全くないことを思い知ったから、これから私が介入することはない。
【木花咲耶姫が祀られる神社】
・北口本宮富士浅間神社
住所:山梨県富士吉田市北海道樺戸上吉田5558番地
電話:0555-22-0221
http://sengenjinja.jp/inquiry/index.html
【神號】 王爺
(おうじい)
【逸話】
王爺とは、台湾の民俗信仰の一つで玉皇大帝より「人間界の善悪を巡察するよう命じられた神」のことで配下に多くの天將天兵・地將地兵においては中軍を統率する。職務としては「代天巡狩」を与えられている。農業や百姓にとっては疫病や魑魅魍魎などから護り、悪人には懲罰を与える。王爺信仰とは疫病などを鎮める瘟神系、歴代の聖人君子や英雄が死後神格化された英靈系、家を護る家神系、時の英雄が神格化された國姓爺(鄭成功など)、山神系(東嶽大帝・五嶽大帝など)戲曲系(中國伝統演劇に登場する田都元帥、西秦王爺、孟府郎君、華光大帝、老郎神、鄭元和など)などの系列がある。様々なパターンがあるが「李・池・呉・朱・范」の五つの姓で五府千歳とも呼ばれる。
【王爺が祀られる道教寺廟】
・南鯤鯓代天府
住所:台南市北門區江里976號
電話:06-7864711
http://nkstemple.org.tw